11.30.2018

井の頭の家

これから始まる「井の頭の家」は玉川上水に面した敷地に計画しています。
そこで、周辺調査として市役所からの帰りに途中でバスを降りて、玉川上水の上流から敷地まで歩いてみました。

このあたりの公園からスタートします。木々の紅葉は始まっていますが、冷え込みが弱く
色づきはまだまだでした。保育園の園児達がわいわい遊んでいたり長閑で和みます。



途中には、オシャレな住宅が並びます。
こちらは店舗にもなっていて毛糸の織物を扱っているようです。
アトリエで作業する様子が見えました。



敷地近くの橋の上から。木々が鬱蒼と生えています。
今、玉川上水の土手の植物を間引いて整備する事業が進んでいるようです。




吉祥寺方面へ戻って井の頭公園へ。
寒空の中でも何組かボートが出ていました。暖かくなったら一度乗ってみたいです。




歩きながら「井の頭の家」のイメージが膨らんできました。

11.03.2018

新農住コミュニティ野火止台 完成

ボスケデザインがガーデンを担当した、埼玉県新座市の増木工業株式会社様の分譲地「安住処新農住コミュニティ野火止台」のプロジェクトが完成。
昨日は関係者のお披露目会でした。

提案づくりから植栽の植え込み作業まで1年半以上に渡って関わったプロジェクトでしたので、なんとか完成にこぎつけ感無量でした。

これから入居者の方々が植物や畑作業に親しんで、植物を通じてコミュニティの輪が緩やかに広まって行ったら幸せです。

増木工業さんの担当の方々、特に今回お声をかけて頂いた設計のNさんには、大変感謝しています。

貴重な経験を与えていただきありがとうございました。


この週末(11/3,4)は、街びらきのイベント(完成見学会)があります。
私もガーデンの説明を行う予定です。お天気が良さそうですね。


新農住コミュニティ・野火止台街びらきイベント
http://www.masuki.net/attention/2018/10/post-223.html








10.11.2018

「経堂三叉路の家」竣工写真UP


この夏完成した「経堂 三叉路の家」の竣工写真をウェブサイトに掲載しました。

こちらからご覧くださいませ。
http://bosque-hacienda.com/architecture/works.html



先日、お施主様から預かっていた模型を最後の竣工時の姿に修復して返却しました。
現場の進行中、模型を使って目隠し壁などの形をスチレンボードを切ったり貼ったりして検討しました。





【今日のおまけ】

お施主様が染めた藍染の手ぬぐいをプレゼントいただきました。

こちらは叩き染めといって、生の葉をそのまま擦って形と色をうつすそうです。

虫食いの藍の葉の形がそのまま写って、いい味だしています。




そのままだと緑色になり、固形石鹸で洗うとこのやわらかい青色になるそうです。

藍の葉は思っていたよりも大きい。8cmくらいあります。



広げたらすぐ上に載ってきた。猫ですから。

藍のやわらかい風合いに、自然がつくった模様。

これから作業の時に首に巻いて愛用します♡

9.29.2018

越後妻有アートトリエンナーレ2018

9月のはじめ、もう3週間くらい前の出来事になりますが、越後妻有アートトリエンナーレ2018 大地の芸術祭(2018.7.29-9.17)に行ってきました。
今年は20年目の節目な年だったそうです。

アートトリエンナーレが始まった当時、3回ほど行きましたが
今回は10数年ぶりの再訪でした。
全体の印象としては外国人の方々(特にアジア)が爆発的に多かった印象です。
この地でのイベントがここまで浸透したのだと思いました。
記録を兼ねて、順番に気に入った作品などレポートします。

「空の池」



まずは、十日町にあるアートトリエンナーレの中心施設「キナーレ」の中庭に出現した
大きな「だまし絵」のような

水面に建物が反射しているように見えますが、実際は池の床タイルに絵が描かれています(タイルにプリント)。
1階からは何のことかわからなかったけど、2階に上がってみたら一目瞭然でした。




「脱皮する家」



こちらは、古民家を再生して、ひたすら彫刻科の学生たちが彫刻刀で
梁や柱にテクスチャーを付けていくというプロジェクトです。
この作品にはただただ、その執念に感服しました。



「水盤鏡」


最後は、渓谷を見学できるトンネルのの終点にあるプロジェクト。
こちらも浅い池を作り、さらにトンネルの
壁に鏡面ステンレスを貼って鏡を作っています。

遠くの風景に包まれる不思議な体験が出来ました。


【おまけ】

少し足を伸ばして、「八海山雪室」を見てきました。
こちらは、八海山の麓の広大な敷地で一大テーマパークのように工場やショップが展開されています。日本酒の酒造である「八海山」が事業展開しています。




雪室では1年中5℃程度に温度が保たれていて、日本酒が熟成されています。
日本酒以外に、米焼酎、ビール、そしてウイスキー(試験的に)もこの場所で造っていました。


周辺の景色に自然に馴染んでいるガーデンもありました。
最近の天候不順に振り回され、植物の立て直しに苦闘しています。
そのせいか、こちらの人目を気にせず、草花が勝手にそだち勝手に散っていく、風で折れたら仕方ないよね〜、というような(に見えた)おおらかでのんびりした庭っていいなあ、と思いました。

これは見る人の心のあり方次第かもしれません。






飲んで食べて寝転がって、一日のんびりしていたい場所でした。
(帰りの運転手は飲めないのでかわいそうです)


9.27.2018

フレンチレストラン完成


フレンチレストラン完成!!

7月より工事監理を行っていたフレンチレストランが9月初めに無事オープンしました。





先日プレオープンに呼んでいただき食事いただきました。
シェフたちがほぼ徹夜でオープンの準備をしていたとのことで、
感動もひとしおでした。




9.09.2018

一年後の様子

去年秋に依頼いただいたOさまより、先日の台風で樹が傾いたのでどうしたらよいかとご連絡いただいて、約一年ぶりに訪問しました。





約一年が経って、植物にボリュームが出てよい感じに茂っていました。
植えた当初は少し寂しいかな〜といった印象でしたが、ひと安心です。


植栽以外にもリフォームして使用しなくなった扉を追加工事。
こちらは工事前。


扉と窓枠周りも同じ古木材を貼って、全体的に明るい雰囲気になりました。



古木材のサンプルの一部。
外で耐久性のある材質を選びました。
最後に保護剤の塗装もしています。



斑入り葉ヤマボウシ・ウルフアイ、植えた頃は葉がほとんど落葉していました。

この夏の猛暑にじっと耐えた様子。
ようやく涼しくなってきたので、この秋に枝がもうひと伸びていくといいな。







Oさんも、植物が伸びてきてどこをどう切っていいのかわからない、と言っていました。
いつも皆さんおっしゃることです。

致命的な切り方はNGだけども、それも少しずつ、植物に触りながら慣れてきたらいいと思っています。

これからも気長にお付き合いよろしくお願いいたします!


9.03.2018

実りのある暮らしプロジェクト工事中

1年前から参画しているプロジェクト、増木工業株式会社樣の埼玉県新座市の新しい街づくり、工事が着々と進んでいます。



全住宅に家庭菜園があります。
工事中の建物の番号も野菜になっていて、
2区画はニンジン、5区画はゴボウ



5区画はゴボウで、



11区画や15区画はなんの野菜で表すのかな?



詳しくは、
増木工業株式会社 「新農住コミュニティ野火止台」特設ページこちら にあります。

 増木工業株式会社「新農住コミュニティ野火止台」



共有畑もあって、果樹園もあります。

いろんな制限がある中で現実的には理想に添えていないところもありますが、
根底には人生フルーツの津端修一さん・英子さんご夫妻の言葉、次世代に土を残していく想いに深く共感しています。

こちらでも進捗またご紹介できたらと思います。


去年末にわたくし達も参加した発表会の様子はこちら
あれから8ヶ月経つなんて。

ああ、今年もあっという間に終わってしまいそう。








 

8.30.2018

完成間近

フレンチレストランの仕上げ工事が大詰めに入り、現場が慌ただしくなってきました。





下の写真では、お施主様、職人、総動員で厨房機器の運び込みを行なっています。







だんだん完成のイメージに近づいています。

7.09.2018

フレンチレストランの現場


フレンチレストランの現場工事が始まりました。
これから工事をしていただく大工さんに大まかな計画を説明してから、
一緒に墨出しを一通り確認しました。

変形の建物で、しっかりした現況図がなかったので、ところどころ図面と合わないところがあり修正していきます。工事の初めの重要な作業です。













 まだ決定には至っていないですが使用する材料も確認。


今回初めてスケッチアップのパースを描いてみました。
お施主さんの説明用ですが、大工さんにもわかりやすいと好評です。


【おまけ】


休日に墨田区の方まで行ったので、せっかくなので「すみだ北斎美術館」に行きました。
青空とのコントラストが美しいですね。


6.08.2018

ありがとうRANDY


今年4月に8周年を迎えたRANDYがアークヒルズのリニューアルにより
5月31日に惜しまれつつ閉店しました。

お店の外であるテラス周辺を季節ごとに一緒に草花を植えて、緑をはぐぐむようになってこうして振り返るとあっという間に7年経っていました。

私自身ランディに寄ると気分が良くなって、明るい前向きな気持ちになりました。
それはきっと場所の力であり、いつもこの場所で迎えてくれる人の良心や優しさによるものだと思っています。

昨日は引き渡しの日でした。
植物はほぼ全部、知り合いの造園屋さんやお客様のもとに嫁いでいきました。

ここで培った宝物はこれからの出来事に繋がっていくから
悲しいことではないけれど、
物事の終わりは、やっぱり、寂しいです。












RANDYありがとう♡

5.19.2018

フレンチレストラン

フレンチレストランの計画を進めています。
現状引き渡しでしたので前の店舗の内装があってなかなか新店舗のイメージができなかったのですが、やっと解体も終わりました。

写真は、床にチョークで壁の位置などを描いているところです。
図面上ではお施主さんがイメージできないスケール感を共有することが出来ました。


レイアウトはおおよそ決まったので、今後は細かい素材、仕上げなどを
打合せていきます。




【今日のおまけ】
今朝獲ったジューンベリー。
朝時間にちょこちょと獲っていますがあっという間に熟します。
全部取りたい欲もあるけど間に合わない。




上の方は手が届かないので鳥用に残しておきましょうか。
「どうぞ!スズメちゃん」

そうなると喜ぶのは猫も。毎日窓辺で鳥が近くまで来るのを見張ってます。




5.07.2018

猫の家

あるコンペに提出しました。猫を飼う人専用のアパートの計画です。

元々版画家のアトリエとして建っていた魅力的な建物で、アトリエの雰囲気(トラスの木組みが特徴的なトップライト)を活かした共用アトリウムを提案しました。


住民たちが猫談義に花を咲かせる。
そんな楽しい雰囲気のアパートで想像が膨らみます。







うちの猫達も興味津々。




次はボクのお家かなー。