2.17.2017

ヤオコー川越美術館










空き地にいる外の猫が活発に動き回るようになってきた。春が近くに来ているようだ。
こちらはこの冬の記録。
埼玉県川越市の「ヤオコー川越美術館」(三栖右嗣記念館)」

建物の周りには、浅い池で水が張り巡らされています。
美術館の人によれば、井戸水を使っていて塩素などの消毒を行っていないとのこと。
その為、年に何回か、水を抜いて苔の掃除を行うそうだ。
代わりに、写真のように、トンボが産卵し、ヤゴが脱皮して巣立つ様子も見られる。
これも一つの風景のデザインであろうか。

建築家の伊東豊雄による設計。
シンボルツリーは展示作品の中でも代表的な作品のモチーフであるしだれ桜。


入場料300円で、館内のカフェの飲み物がついて500円。プラス100円でおはぎもセットということで食い地がはって朝食を食べたばかりだというのに頼んでしまった。心もお腹も満たされた。自分の住む街にもこうしたちょっと気軽に立ち寄れて、日常から解き放たれる場所があったら嬉しい。

2.14.2017

ウィンターガーデニングショーin 新潟

新潟県阿賀野市にある遊園地サントピアワールドで開催のウィンターガーデニングショー。今回も仲間たち(BOTANIAN ボタニアン)と企画製作に携わりました。

詳しくはこちら↓
http://suntopi.com/fg/index.html

今年は洋らん展からのリニューアルとなり、『冬なのに・・・春!』をテーマに掲げて、冬の新潟に一足早く春をお届けして明るい気持ちになってもらいたい、という心意気で臨みました。

まずは、ミニチュアスモールガーデンのピーズオブマインドさんによる、「コビット村の不思議フェス、大きなおとぎの国に春が来た」です。
平均身長120cmの小さな妖精?小人?のコビットが植物や身近な素材を使って作った品々を並べて、人間を楽しませるようなお祭り、フェスをしようというストーリーになっているそうです。
なので、お家サイズも120cmコビットになってるそうですよ。屋根が苔むしていますね。一体どのくらいの時間がたった家なのでしょうか。コビットには人間と違って寿命がないみたいです。

菜の花が一面に広がります。これだけの植物を時期を合わせて調達してくださった実野里さん。できることなら周辺の生産者さんで揃えられたらいいのに、とも思いましたが知り合いがいないこともあり・・・







ガラスジャーの中には、かわいい世界が広がっていて、
これもコビットが作ったのかな。


こちらのお店にも並んでいます。
ちびっと屋って書いてあるけど、なに屋さんだろう?



下向きに咲くクリスマスローズ、咲いている花の姿が見えにくいから


こうしてハンギングにしたら、花を愛でられますね。
なんて素敵な発想なんでしょう!



額にして花を絵画のように見せています。
器の雰囲気があっていて溜息でちゃいます。


こんな感じで並んでいますよ。お見逃しなく!


そんなこんなの魅惑的な作品がありますので、ぜひ会場で本物をご覧いただきたいのと、あるいはピースオブマインドさんのブログをチェックくださいませ。


第3回冬の寄せ植え&ハンギングバスケットコンテスト、
写真は、大賞の佐々木 啓子さん「春をお届け!」です。



ディテールも素晴らしくてうっとり引き込まれますね。



100点近い作品ひとつひとつを見ていると、作品それぞれの思い入れや情緒、花と対峙している姿が伝わってきてこちらまでじんわりとこみ上げてくるものがあります。

こちらは新企画のガーデンコーナー。
個性が引き立って楽しいし、自分のお庭のヒントになったりと自分は感じましたが、来場者の反応が気になるところ。
Radical Green Gardenの青木真理子さんのナチュラルなガーデン 







青木さんの庭越しには、
苔と竹のシンプルでコンセプチュアルな渡部造園さんの作品、
その先には、春色を表した金子造園さんの作品と続いています。
反対側には男らしさを表現したという洋ラン中心の作品もあり。


続いては、まるで絵本の中を覗き込んでいるような
細川洋蘭農園の細川実幸さん作品には


主役のハリネズミとリスのほかにいろんな動物がいます。ヘビや蜘蛛もいましたよ。
なにやらみんないそがしそう。作り込んでるー。


念願の桜も咲きました!
ここ1ヶ月のサントピアさんの気苦労はハンパなかったと思いますので
人の想いがつのって咲いた桜です。
阿賀野市で生まれた白色からピンクに色が変わって香りがする桜、「結桜」(ユイザクラ)もそろそろ開花しそうとか。

など、内容盛りだくさんで2/11から2/26まで開催中です!




さて、1週間ぶりに家に帰ったところ、肌ツヤが良くなったねと家族に言われましたがそれは温泉のおかげでしょうか、それとも日本酒のおかげでしょうか?
猫ちゃんとも久しぶりの再会。玄関をあけたら、普段通りのニャーニャーとお迎えがあってこれまた涙腺が緩みました。会いたかったよう。

「あ、ゴハンくれる人だー」っておぼえていてくれたのかな


人生フルーツ




ポレポレ東中野にて、「人生フルーツ」という映画を見てきました。

もう何十年も前から、「スローライフ」という言葉もない頃から
自給自足のような生活をしている建築家(と、その奥様)のお話。
全然スローでない、常に生きるために動きまくっている。
建築家としても、いつオファーが来ても良いように、常に鉛筆を
尖らせておくような、そんな生活。

実りの多い人生を垣間見ました。