「雑草キャラクター図鑑」
夏の間は雑草の生育が旺盛で、思わず憎っくき存在に思ったりしますが、この雑草キャラクター図鑑はふっと笑ってしまうおもしろさがありました。
それぞれの植物の特徴がキャラクター化されて際立っていて、死後くん(という名前のイラストレーターです)の絵が一癖あります。
雑草は場所や時期によって種類は異なりますが、夏はこのメヒシバがとても厄介です。刈れば刈るほど増えていく。根を抜こうとしてもなかなかしぶとい。あっという間に一面コレに。
地下茎で広がってスギナは、ドクダミと並んで永遠になくなりません。
とはいえ、この本を読んでから、雑草が困った友人のような親しみが湧いてきました。
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9月になりまだ気温は30度を超えていますが、今朝は朝の光に秋の訪れを感じ、庭には青色フジバカマとルリマツリモドキが咲いてきました。
どちらも地下茎で一面に広がるので、夏の間に雑草が地上に茂っていてもその間に地下でスタンバイしていて、時期が来たら出てきて咲く、頼もしく美しい青色の花です。
青色フジバカマといいますが、藤色のフジバカマと違って草丈は低くグランドカバーに向いています。
雑草を生やさないためには様々な方法がありますが、私は主に低木や他の植物(宿根草など)をそだてて、地上に日光が当たるスペースを少なくして雑草の種が発芽しないようにしています。
こちらは増木工業さんの野火止台の住宅地、
グランドカバーにヒメイワダレソウを植えました。
植えた当初の様子は、こんな感じです。
2年目の夏を迎えて、よく広がってきていました。
たまに隙間から他の雑草が出てきたりしますが、土の表面を草が覆っていることで土の乾燥を抑えるだけでなく雑草の軽減になっているのは確かです。
草むしりや耕すことをあまり頻繁にしないで、土中の微生物などのバランスが自然に落ち着いている状態を保つのが望ましいのではと感じます。
土の中にそれぞれの植物の根が張って広がることで雑草の抑制だけでなく、雨が降った時には土の流失を抑えてくれますし、自然の構造が維持できるからです。