先日、ふたりの記念日にかこつけて新宿区にある小笠原伯爵邸に行きました。
設計は日本の建築の礎を作ったジョサイア・コンドルの弟子の曽禰達蔵。戦後長い間放置されて、朽ちていた建物を今世紀に入って改修し、スペイン様式の建物にあわせてスペインレストランとして営業しています。
入り口から様々なモチーフで細工がされていて、もう期待が膨らみます。
こちらは伯爵たちが食事後に利用したシガールーム。当時は女子禁制。この部屋だけはイスラム様式が施されて複雑な細工で見入ってしまいます。
お祈りができるようにメッカの方向に印がありました。
こちらはシガールームを外部から見た所。
可愛らしいタイルが貼ってあります(こちらも復元)。
下の方には建築家の銘板が貼られています。普通はこのような記名はされないとのことですが、よっぽどの自信作であったと思われます。
小笠原伯爵は酉年生まれとあり、鳥のモチーフが多く使用されています。なにか人柄を感じるものには勝手に親しみを感じますね。
食事はというと、ミシュランの星付きとあり、それは美味しかったです。また違う季節に来ようと約束しました。
ガーデンは、古木オリーブを中心とした地中海沿岸地域の植栽で、人気のウェディング会場だけにとても絵になる場所でした。
どこまで伸びるのか、イトスギよ。
ちょうど春の芽吹きの時期。
など、参考になることもあって、目も心も満たされました。
【今日のおまけ1】
うちの猫伯爵は、桜が咲く季節になったのにいまだ電気毛布が手放せません。
まだ肌寒いからね。
桜も咲いたものの戸惑ってる感じがします。今週末は花冷えになりそうです。
【今日のおまけ2】
ようやくipad とApple Pencilを導入しました。
進行中のプロジェクトをスケッチをしながら習得中。楽しいです!