昨年のグッドデザイン賞に引き続きの受賞で、しかも今回は審査員特別賞と東京ガス賞のダブル受賞です。
講評で審査員からは、あえて区画を詰め込むのでなく農地と防災広場として残し、その農地・広場を住民を繋ぐ媒介とした提案で、丁寧なランドスケープデザインと評されました。また、その決断をした事業者の姿勢が素晴らしいと。
賞全体の総評としては、環境デザインアワードと銘打っていながらも、数値的な設備や性能はもちろんのこととして、人間の関係性などをはじめとする、まわりの環境を整えることが大切なことであると、グランプリ作品他の総評からうかがい知ることが出来た1日でした。
「環境をどう捉えるか」という話において、自分自身に置き換えて狭小な視点で考えてみると、私は太極拳を習いはじめて3年位なのですが、常に自分の軸(姿勢や動き)を調整して整えていく、ということを練習で学んでいます。
その日の体調や気分、温度や湿度によってつねに変わっていくことに対して調整して対応していく、環境ってそういう一面もあるのかなーと今は身体の感覚で実感しています。