12.30.2015

今年もお世話になりました



皆様、ようやく冬らしい気候となりましたがいかがお過ごしですか?

2015年は去年にもまして建築、庭づくりにてボスケデザインとしての新しいタイプの仕事を行ってきました。

建築の仕事では、独立して以降リフォームの仕事が主でしたが、今年は初めて最初から最後まで関わった新築住宅が完成しました。
ガーデンでは、イベントの企画や規模の大きい庭の改修にも携わる機会をいただきました。

これもひとえに仕事やプライベート共に通じて知り合った多くの方々のおかげです。
この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。


掃除もまだ残っています。

猫の手も借りたいと申しますが、
今年もたまにこのブログを彩ってくれたうちの猫達は
まったく手を貸す気配はありませんね。

ボク、手伝えなくて・・・・・・ゴメン寝!!


飼い主は正月休みに読む本を揃えたようだぞ
はやく読みたくてうずうずしてるぞ
「読んだらボクの気持ち、分かるのかな?


皆さま、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。



2016年もどうぞよろしくお願い致します。
(1月3日までお休みいただきます。)



アスタルティア, Astartea fascicularis 
冬に咲く小さな花は愛おしい

12.26.2015

猫のマフラー




裁縫上手な友達のこんちゃんがうちの猫達にマフラーの首輪をつくってくれました。



つけるとこんなかんじだよ♡
さいこうのクリスマスプレゼントだよ♡


こんちゃんには今年、作業用のガーデンエプロンもお願いして作ってくれました。
身につけていくとどこにいっても褒めてもらえましたので、いつか紹介したいです。


2色づかいの八重咲きシクラメンは「フェアリーピコダブル」



仕入先でお世話になっている河本さんが帰り際に「これもっていって〜!」とプレゼントしてくれました。自由奔放にのびのびと咲いている姿がお転婆の女の子みたいだ!



暑い日も寒い日も雨の日もどんな時でもたくさんの植物を用意してくれる頼りになりっぱなしのお姉さん、いつもありがとうございます!今年もどんなに助けてもらったことか、あっという間の一年のなかでも、思い返すとあれもこれもと出来事がいっぱい。




お得様のお庭の手入れもすべて終わり、清々しい気持ちになりました。

あとは自分の家の掃除にとりかかります。

あら〜、外も散らかり放題ね〜

12.13.2015

建築/Works事例追加しました

ウェブサイトの建築/Worksに先日のcafe レジカウンター家具の事例追加しました。

建築/Works

こうした小さな家具も随所に工夫があり設計していて楽しい作業です。
これからも載せていきたいです。



【今日のおまけ】
赤ぶどう色に紅葉して味わい深いグラデーション。おいしそうな名前がついていました。
ウェイゲラ(オオベニウツギ) 'ワイン&ローゼズ'

Weigela florida 'Alexandre' Wine & Roses

渋みのかかった色が抜けていく冬の美しさ。

この前訪ねた横浜イングリッシュガーデンで見ました。


12.09.2015

東急ホームズ ミルクリーク<マスターズ アーバニー>見学

東急ホームズさんの都市型住宅新商品ミルクリーク<マスターズアーバニー>の見学会に行ってきました。場所は、横浜イングリッシュガーデンのある横浜住宅展示場(TVKハウジングプラザ横浜)。

いわゆるハウスメーカーで初めて「SHABBY CHIC シャビーシック」なテイスト・仕上げを用いた住宅です。ロマンチックだけど甘すぎなく味わいのある質感を大切にする・・・と、なんと形容したらよいのだろう、30代、40代の女性に好まれるテイストですね。







タイルを一旦きれいに貼った上に白い漆喰調の素材でわざと年月を経た味わいを出しています。


下写真のように全て漆喰を塗ったものから、あまり塗っていない外壁まで4種類くらい選べるようです。壁面ごとに塗りの程度が違っていたのはそのためだったのですね!見たとき「あれ?途中?」と思いましたので。



 こういった仕上げは職人さんの腕やセンス次第のところがあり、高レベルな品質を求められるハウスメーカーには手が出しにくいところですが、消費者が求めてるものに答えるその領域に挑戦した東急ホームズさんの心意気を感じました。




内部でも建具枠や巾木などの部分にエイジングされた塗装を使用しています。




木材も所々にアクセントとしても使われていて温かみを感じるインテリア



レースのカーテン、すてきだなあ、と
しばらく動けなくなりました




室内と屋外の吹き抜けの様子。
面積の限られた都市型住宅で空間の奥行きを感じさせてくれる演出です。
2種類の住宅を展示していますが、この繋ぎは二世帯住宅にいいですね。または店舗と住宅とか。







見学会の後に約一年ぶりにお会いした方々と食事をして楽しいひとときを過ごしました。

新しい住宅が社会に浸透していくことを願っています。



【今日のおまけ】
目の前にある横浜イングリッシュガーデンにも寄りました。
冬のガーデンは、寒さを除けば、空間の広がりを感じて静寂で散歩にはいいものです。

ところで、こちらの写真、どちらが好きですか?


手前に緑葉のフレームがあり、と



なし

自分はどちらもいいなと思って結局選ぶことができずに2枚載せました。
さらには、落葉するとまた別の景色に変わっていく。

自然の変容は庭の醍醐味であり楽しさであります。
冬ならではの景色もいいものですね。




12.03.2015

ふたつのリニューアルした美術館

先日見てきた、最近リニューアルオープンした美術館の建築メモです。


まず一つは東京都庭園美術館「オットークンツリ展」
アンリ・ラパンによるアールデコ建築の「旧朝香宮邸」を改装した美術館ですが、昨年新館とともにリニューアルオープンしました。


当たり前ですが外観は変わらず、改修では全体的に清掃や補修を基本として目を見張って変わった様子は見受けられませんでした。



ラリックによる正面扉のガラス装飾。こんなに美しい扉でお客様をお出迎えとはなんという心意気でしょう。




玄関ホールのタイル。他のタイルや内装に共通することですが優しい色使いです。




ガラスの押縁、鋳物製です。こういうところまでこだわって作られています。





入口のカウンターの壁は人造大理石(テラゾー)仕上げ。真鍮の棒が埋め込まれています。触るとスベスベで冷たくて気持ちいい。





こちらは新館全景。
大空間の展示スペースと上映スペースで展示の巾が広がったようです。




天井というか梁というかPC版の造形が美しく、ルイス・カーンによるキンベル美術館の天井をいくつも並べたような造形です。照明のあり方もキンベルの縮小版といった趣。






歪んだ、ガラス板。外装スキンではなく、その内側の装飾パネルとして使用されていました。本当はこのまま外装に使いたかったのでは?
アドバイザーとして参画している杉本博司さんの好みのように思えます。

ガラスが熱いうちに先の尖った棒のようなもので押したような造形で、どのような工程で作ったのが気になります。





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続きまして、市川湖畔美術館「浅葉克己」展
に行きました。

こちらは一昨年リニューアルオープン、バブル期に造られた建物のリニューアルです。
わずか20年足らず、耐用年数的にもまだまだ現役な建物のリニューアルですが、建物のプログラムや運用に問題があったようです。


こちらは展望台からの視点

新たな美術館では、既存の構造のみを残してアートウォールと定義された工事用の矢板を配置して新たな空間を作っています。
また、湖の展望台や湖を望むレストランに無料でアクセスできるようになっていて、9美術館より地域の人々に開かれた美術館を目指しているようです。






今回の展示にからんで設置された卓球台。ラケットとボールを貸し出していて、実際遊べるそうです。ですから二人以上で行くことをおすすめします。
金属の波板がアートウォールと呼ばれる壁。








普通のフェンスに筒状プラスチックを嵌めただけのシンプルなデザイン。
アイディア勝負ですね。







美術館内部より湖を望む

紅葉はまだまだでした。