昨年に植栽でかかわらせていただいた新座市の新農住野火止台コミュニティ分譲住宅の様子を見に伺いました。
(前回訪ねた2月の様子は→
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冬に葉を落としていた樹々には新緑が広がり、
共有畑には野菜が可愛らしく列をなして、
すでにお住みになっている住宅周りもグリーンカーテンなどが設置されて賑やかです。コンポストの箱ができてもう中身がいっぱい詰まっていました。
なにやら楽しそうな雰囲気がところどころで伝わってきました。
いまちょうど、イチジクやクラブアップルの果実も赤ちゃんのような顔を出してきて、ブルーベリー、ジューンベリー、足元のワイルドベリーなどベリー類が色付いてきました。
柑橘類は香りのよい花がついて周辺にはアゲハチョウが舞っています。実をしっかりつけるにはこれから摘花・摘果の作業があります。
あれやこれややることいっぱい、いそがしいですね。
ここで暮らす方々と一緒に全体を管理していく増木工業の担当者さんたちは「雑草が大変です!」と言いながら、やっぱり「土があるっていいですね」と言います。
この「大変だけど、いいよね!」という矛盾をこれからどんなふうに対応していくのかという試行錯誤。
「管理」という言葉を使うとなんだか窮屈な感じがしますが、植物や土に触れる「作業」と言葉を変えると楽しいものに変わります。
日々の仕事や生活、家事育児、介護などの合い間に少しでも土に触れる時間があると、人の関心や気持ちになにか変化があったりするのだろうか?ここはまさに担当者さんたちの実践の場でもありますね。
日々の業務である
建設管理の緻密なスケジュールの合間に、時間を調整することは大変ではありますが、なにかしらいい仕組みが徐々に出来上がるといいのですが。
一番気になったのが土の状態です。
植物が生長していくにはまだカチカチです。
こちらも時間をかけながら少しずつやわらかくいくことも課題です。
こちらも「人生フルーツ」のように、こつこつ、ゆっくり、楽しみながらやっていくしかありません。
『風が吹けば、枯葉が落ちる。
枯葉が落ちれば、土が肥える。
土が肥えれば、果実が実る。こつこつ、ゆっくり、人生、フルーツ』
(映画『人生フルーツ』より)
野菜づくりを一から始めるのは大変だけど、資材の準備からやり方まで一緒に見てくれ、教えてくれる農家さんが近くにいるのは心強いです。
こういう虫取るシートなどどこで手に入るの?とか
今の時期はなにを植えたらいいの?とか、やってみると知りたいことばかり。
こちらの楽しそうな暮らしぶり、気になる方いらっしゃいましたら、ぜひ一度見学にいらしてください。
詳しくは→ 増木工業・実りのある住まいづくり
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麦の穂が夕日でキラキラ光ってきれいだったなあー。