9.29.2018

越後妻有アートトリエンナーレ2018

9月のはじめ、もう3週間くらい前の出来事になりますが、越後妻有アートトリエンナーレ2018 大地の芸術祭(2018.7.29-9.17)に行ってきました。
今年は20年目の節目な年だったそうです。

アートトリエンナーレが始まった当時、3回ほど行きましたが
今回は10数年ぶりの再訪でした。
全体の印象としては外国人の方々(特にアジア)が爆発的に多かった印象です。
この地でのイベントがここまで浸透したのだと思いました。
記録を兼ねて、順番に気に入った作品などレポートします。

「空の池」



まずは、十日町にあるアートトリエンナーレの中心施設「キナーレ」の中庭に出現した
大きな「だまし絵」のような

水面に建物が反射しているように見えますが、実際は池の床タイルに絵が描かれています(タイルにプリント)。
1階からは何のことかわからなかったけど、2階に上がってみたら一目瞭然でした。




「脱皮する家」



こちらは、古民家を再生して、ひたすら彫刻科の学生たちが彫刻刀で
梁や柱にテクスチャーを付けていくというプロジェクトです。
この作品にはただただ、その執念に感服しました。



「水盤鏡」


最後は、渓谷を見学できるトンネルのの終点にあるプロジェクト。
こちらも浅い池を作り、さらにトンネルの
壁に鏡面ステンレスを貼って鏡を作っています。

遠くの風景に包まれる不思議な体験が出来ました。


【おまけ】

少し足を伸ばして、「八海山雪室」を見てきました。
こちらは、八海山の麓の広大な敷地で一大テーマパークのように工場やショップが展開されています。日本酒の酒造である「八海山」が事業展開しています。




雪室では1年中5℃程度に温度が保たれていて、日本酒が熟成されています。
日本酒以外に、米焼酎、ビール、そしてウイスキー(試験的に)もこの場所で造っていました。


周辺の景色に自然に馴染んでいるガーデンもありました。
最近の天候不順に振り回され、植物の立て直しに苦闘しています。
そのせいか、こちらの人目を気にせず、草花が勝手にそだち勝手に散っていく、風で折れたら仕方ないよね〜、というような(に見えた)おおらかでのんびりした庭っていいなあ、と思いました。

これは見る人の心のあり方次第かもしれません。






飲んで食べて寝転がって、一日のんびりしていたい場所でした。
(帰りの運転手は飲めないのでかわいそうです)