3.27.2014

その後のチューリップ

あのときのチューリップが地上に出てきました♫




雑草も一気に出てきました。
これから大変だなあ。



桜も咲いてきました。
桜だけでなく今日街で見かけた花だけでも、椿、モクレン、コブシ、ボケ、トサミズキ、サンシュユ、雪柳、きぶし、アセビ、リキュウバイ、終わりかけのジンチョウゲやウメ…と盛りだくさんで春が一気にやってきたお祭りのようでした。



これから樹を植えようと思っている方は、今の時期にできるだけ目にした花や樹の大きさなどを記憶に残していただけると植物図鑑や数枚の写真だけではわからない季節外の様子が身近にわかるようになってより選びやすくなると思います。
今日ご一緒した方はモクレンが咲いているのを見て、モクレンを植えたいわ!といっていました。樹と出会うのもタイミングでこれも縁ですかね。











3.21.2014

阿佐ヶ谷住宅の見学会

この週末、杉並区阿佐ヶ谷でシンクタウンさんの住宅見学会が開催されています。
閑静な住宅街で3棟(のち4棟)のまとまりのある小さな街区を植栽で彩りました(まだ途中箇所もありますけれども)。
近くにはスタジオジブリの宮崎駿監督監修の「Aさんの庭」もあります。お施主さんだけでなく、散歩途中の風景として地域の方々に愛されるような、その土地になじめるような植物を選んで植え込みました。建物はシンクタウンさんらしいスッキリとした建物です。
是非ご覧になってください。

詳しくはこちら 

来週末も開催予定とのことです♪







3.17.2014

レストランのセレクトショップ増築

調布市にある住宅街のとある隠れ家的レストランの改装が始まります。

既存のレストランに加えて、店主の夢であったセレクトショップの増築をするお手伝いをしています。


建物は、店主のお好みであるヨーロッパのガーデンハウスや山小屋のようなイメージです。


やる気のある従業員さん総出で壁塗りなどいっしょに作ってくれるのでちょっと厳しかった予算も乗り切れそうです!




打ち合わせの度、工務店さんも交えてお店の美味しいお料理をいただいております。

(それが打ち合わせに行く密やかな楽しみでもあります・・・)


1回目の打ち合わせは、

チリオムライス!
2回目の打ち合わせは、

海鮮おこげ!

つい先日の打ち合わせは、

牛すじ煮込み!

どれもこれも美味しくて設計にも力がはいります。


店主さんとスタッフのみなさんの夢の実現に向けて動き始めています。

3.15.2014

『待ち人』

地面はサクサク凍っていても



地上では芽生えてきて

リキュウバイ


お出ましを待ちわびてます

パンジーがヒヤシンスを取り囲んで待ちわびています

この写真とぴったりな歌を思い出しました。
ゆらゆら帝国の『待ち人』です。


♪〜 氷の中で出番を待ってるベビー

つぼみの中で春が近づくのをじっとまっている者達〜

 まだかな〜 咲くかな〜 まだかな 〜♪


口ずさんだらウキウキしてきた。

まだかな〜 咲くかな〜 まだかな〜♪♪♪








3.12.2014

丁寧な仕事

この日の施工は造園屋さんのほかに春休みに入った日本ガーデンデザイン専門学校の学生2名もアルバイトで参加してもらいました。花壇を作るのに砂利を掘ったり、土留めで枕木を置いたり、グランドカバーを植えたり、あっという間に一日が過ぎました。


実際の施工現場を垣間みてどんな想いを抱いたのでしょうか。よい刺激になればよいなと思います。
私たちも二人の丁寧に植物を扱う姿をみて気づくことがありました。仕事を効率的にこなすことばかりに頭がいってしまうと、仕事が雑になるなと。
いろんな立場の人と一緒に仕事ができるとそれぞれ教わることがあります。



お茶の時間
お施主さんより絶品の干し芋をごちそうになりました

またお手伝いお願いしますね!

3.04.2014

「唯美主義」と「ラファエル前派」展

寒さが舞い戻った週末、三菱一号館美術館にて開催中の「ザ ・ビューティフル英国の唯美主義1860~1900」展へ。唯美主義は産業革命後の功利主義、商業主義を否定し「芸術のための芸術:Art for Art's Sake」を標榜した芸術運動のひとつです。ヴィクトリア朝後半の世紀末のデカダンスな雰囲気に酔いしれる展覧会でした。

《真夏》, Midsummer, Albert Moore
けだるい真夏の表情と退廃的なテーマを描きつつも眩しい蛍光色彩にハッとしたアルバートムーアの絵
マリーゴールドの花は元気はつらつのイメージですが花言葉には「悲哀」の意もあるそうです

絵画だけでなく、建築、家具、書籍デザインなどはじめ、かのウィリアム・モリスのテキスタイルの展示もありました。唯美主義=「唯(ただ)、美しく」の語感の通り、19世紀以前の物語性や意味を持った絵画ではなく、エロスまでも取り入れたただ単に美しさを表現したもので、ほげ〜と見とれてしまうものが多かったです。



フレドニック・レイトン《パヴォニア》 
黒髪のイタリア美人に孔雀の羽
これでもかという美しさの追求。完璧デス!

モチーフとしては「ひまわり=男」「ゆり=女」「孔雀=美」の3つが中心的に用いられていました。絵画のところどころに一見無関係な動物や物が描かれてるのが面白かった。
今回の展示は「ヴィクトリア&アルバート美術館」の所蔵品です。同美術館にて去年回顧展あったミュージシャンのデヴィッドボウイ、1971年のアルバム「世界を売った男」は唯美主義とも言っていいそれは美しいアルバムジャケットです。


ボウイの回顧展、日本でも開催してほしいな!


続いて、同時期に開催中の森アーツセンターギャラリーの「ラファエル前派」展へ。

こちらはテート美術館の贅沢な名品。ミレイ、ロセッティ、ハントを中心とする若い作家たちが起こしたアート運動。みずみずしくて、植物や風景人物も注意深く自然に忠実に描いていて、その精神性に震えるものがありました。


ミレイ《オフィーリア》(部分)
すべてがうつくしい






また会場には同時期に活躍した画家たちの恋愛相関図が展示してあり、その恋愛ドラマ顔負けな恋愛関係の凄まじさと滑稽さに飽きれて、思わず声を出して笑ってしまうものがありました。
美しさを追求するって大変な業ですね!
まさかの本人たちも100年以上の時を経て、自分たちの赤裸々なスキャンダルな生き様がこんなところで図で説明されているなんて考えてもいなかったでしょう。このラファエル前派の流れが前述の唯美主義へと受け継がれていきます。セットで見たらいろんな発見があって(百合の花の描写が多いこと、当時の流行の髪型や顔立ち、ファッション等)、大好きな絵と植物がまたこうして増えていくことに小さな喜びが沸々とこみ上げてきました。



会場外には現実世界の花が春を待っています。
  

三菱一号館美術館の階段下にバラの誘因
春の姿を想像すると喜びがこみ上げてくる図

六本木ヒルズの一足早いチューリップは
寒さに耐えながら咲いていました。
季節の先取りは植物も大変だよな〜

季節感だけは旧暦に戻せたら無理がなくなるのにな…
と同情がてらに思いました。


「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900」三菱一号館美術館 2014.1.30 ~ 5.6  
「ラファエル前派展 」森アーツセンターギャラリー 2014.1.25~ 4.6

3.01.2014

3月

今日から3月ですね。
たわいのない内容になりますが…
猫の足跡❤︎に萌えました❤︎


造園屋さんと作業が続いています。
普段は力仕事や大きな樹を扱う造園屋さんたちが、
小さな下草などの植栽にも興味をもってくれるような話を聞いてうれしくなりました。

これからもお互いの得意なところを活かして連携していけたらと思っています。