Kさんの屋上庭園は6年目の春を迎えました。
一年はせわしなく過ぎていくのに
かれこれ6年経つのか(経ってしまったのか!)と我に返り
ボーゼンとしてしまいました。
6年という数字は、まだまだと若いと勝手に思っていた親の実年齢を
数字で聞いてショックを受けたのと同じくらいの衝撃度でありまして・・・
それでこの数日いろんなことを思い返してみて、
このお庭のあるべき姿ってなんだったんだろうって繰り返し考えていました。
一年のなかでも、暑い日も寒い日もあり、乾期も雨期もあって
その時々に見てもらいたい花があったりで、
次第に植物は増えていく。
また、害虫にやられたり、なにより真夏の暑さと照り返しでダメになる植物もある。
その繰り返しで庭が育っていく。
自分はこの庭の主ではないから日々の手入れはできないけれども
いつも保っていたい状態、姿、想いってなんだったけ?
ただの維持、きれいする、状態を保つではなくて。
だって、それなら他の誰かができることだし。
オオデマリにはカナブンが天敵
毎年Kさんの悲鳴があがります〜。
オオデマリなどのガマズミの種類は
虫がつきやすく、なんでも虫にとっては地中の根もおいしいらしいので
地中にいる卵や幼虫から駆除しないと!
そうこう考えてみて、そうだ!そうだった!とわかったのは、
この主のKさんが屋上に上がる階段を上って扉を開けたら
クラクラするほどの景色を見せてあげるんだ!っていう一方的な想いでした。
早朝の、まだ街や人が起きていない時間帯に
ごちゃごちゃ混ぜない色合いの白とブルー、少しのピンクの世界
緑に覆われているその静かな場所には
植物とKさん(あと愛犬ツルコも一緒)だけの声に出さない会話がある、
そんな妄想をして、このお庭ステキにしたいって思ったんだった。
なので、今年は原点回帰といいますが、最初にイメージした庭の姿に徐々に
修正していこうと
再びやる気に満ちました。
そうだ、ただ忙しさにかまけてたらいけないのだ。
オオデマリの株元にはヘレボルス
花壇の縁取りに植えたワイヤープランツは
貴重な地植えスペースを奪ってしまうから次回抜く!