土曜日の朝はのんびりNHK-FMの「世界の快適音楽セレクション」(ゴンチチ司会)というラジオを聞きながら仕事をしています。
毎回テーマごとに素敵な音楽を届けてくれますが、先日のGW土曜日のテーマは「お祝いの音楽」。早逝したニック・ドレイク(Nick Drake)の母であるモーリー・ドレイク(Molly Drake)の「ハピネス」が流れました。
これが、久しぶりに自分の琴線に響きました。1950年代にホームレコーディングされたピアノの弾き語りのその曲は幸せだった家族の日常を切り取ったような佇まいを持っています。日々の食卓に添えられた花瓶のようなささやかな幸せを感じさせる曲です。早速itunesでアルバムを購入しましたが、一生楽しめるアルバムだと思います。
Molly Drake Happiness
3年ほど前でしょうか、同じく「世界の快適音楽セレクション」で流れた越路吹雪の「モア・モア」もそんな一曲でした。昭和30年代の貧乏だけど未来に希望のある夫婦の日常を切り取った歌。越路がシャンソン歌手の芦野宏とデュエットで夫婦のやりとりをコミカルに歌っています。
日々せわしなく働いていて、疲れたー、でもホッとしたいって時に聞きたい音楽です。
人生まだまだ捨てたもんじゃない。そんな2曲です。