9.15.2014

京都 その1



京都に視察旅行に行って来ました。
今回の旅のメインは桂離宮です。ブルーノタウトの時代から始まり桂離宮の魅力を語る外国人のデザイナーは沢山いますが、先日タカショー展示会でのアウトドアリビングの講演をしたデザイナーも、日本のアウトドアリビングの一つの理想として桂離宮をあげていました。現在アウトドアリビングの開発プロジェクトに参加している私達はこのことを再度確認したくて行くことにしました。

さて、久々の桂離宮ですが、アウトドアリビングの視点から見るとやはり発見がありました。まず、思った以上に開放的でありました。別荘という性格のためかも知れませんが、これでもかと開放的で、東屋のような感じで、外から腰掛けて見るとすんなりと内部とつながる印象です。 

囲炉裏などもあるのですが、囲炉裏の上に棚がありお弁当を温めておけるなどの工夫も今回発見した点です。また軒を支える一つ一つの柱は二股に分かれていたり、皮付きであったり遊び心も満載でした。すぐに取り入れられるデザインではありませんが自然を人為的に美しく表現するとこうなるんだなと、実際に目にして見るとすとんと腑に落ちるのです。








平等院鳳凰堂も見てきました。以前も訪ねたことがありますが、改修されて朱色が鮮やかになったことが大きな変化でした。
鳳凰堂は日本人感覚で言うと古ぼけた感じの方がありがたく感じました。






そして、オープン初日の京都国立博物館新館へ(つづく)