渋谷のシアターイメージフォーラムにて 「誰も知らない建築のはなし」を鑑賞してきました。
1982年のP3会議と呼ばれた世界の建築家が集まった会議を回顧しながら現代の建築の問題点などを浮き彫りにするようなドキュメント作品です。
82年当時安藤忠雄も伊藤豊雄もまだ住宅を中心に活動していて世界的には知られていない存在でした。住宅作品をプレゼンした日本勢に対して世界は冷ややかな反応。
その後、彼らは公共建築も手がけるようになって世界的建築家になっていくきっかけとなったような会議でした。
映画の中で磯崎は「親族の住宅などは誰でも手がけられる。建築家なら社会的存在の建築、すなわち公共建築を手がけなければダメだ」という主旨の発言をしていた。
また、建築雑誌GAの編集長が、最近の若い世代の建築家はイメージを拾ってきてイメージ先行の建築ばかりを作っているとの批判もあった。
どちらも自分の心に記憶させておくべき言葉だと感じました。
今日のおまけ
谷中のカフェの店長さんと新しいプロジェクトの打合せ
こちらは建築ではなく家具についての話ですが、形になったらまたご報告します。
オーガニックのハンバーガー美味しかったなあ。